「ねぇ米山くん、どうしてそんなに不細工なの?」
「あ、いたいた、米山くん。薬師丸さんも居ないんだけど、見なかった?」

外からそんな声が聞こえて来た。耳を澄ませていると、

「さぁ?」

と、何故だかとぼけて白を切る米山。


どうして一緒に居たことを隠す必要があるのだ。



それに――


『お前ってさ、意外と……』



私って意外と……何?

気になるんですけど。めちゃくちゃ気になるんですけどっ!


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