ごめんね・・・
中学校生活が始まって半年たった
今日は選択授業の日だ
私は慣れるのがあまりにも遅いほうだから、半年たってやっと慣れてきた

スポーツは春夏秋冬で運動をするから、とても暑い
でも、今日はとても寒い日だったから、暑いじゃなくて寒いってずっと言ってました
そういう日は手足がすごく冷たくなるから、何かが当たったら痛みを感じやすい
それなのに、よりによってバレーの日
「あ~、すごく痛みがくるこの日に限ってバレーなんよ~」
「分かる!バレー嫌だ」
スポーツコースで、同級生の麻矢と話をしていた
「ねぇ江理」
「ん?何?」
「岳瑛が、さっきからずっと江理の事を見てるよ~WW」
「気のせいだよWWそんなこと絶対にないし」
・・・とは言ったものの、麻矢の言う通り、さっきからずっと岳瑛に見られてる
~なんでそんなに見てくんの?なんかついてる?~
私は気にしまくっていた

バレーのチーム決めで、女子は集まった
先輩たちのじゃんけんで、勝った人から時計回りで番号が決まっていく
私の番号は5番だった
5番はステージ側になるため、そこに私は移動した
5番のチームの中には・・・岳瑛がいた
私たちは目はあったものの、話はしなかった
バレーが始まり、ボールが来るのを待った
とわ言っても、大体は男子が活躍してくれるため女子は動く必要はなかった
での、さすがに自分のところにボールが来たら、取らないと怒られるけどねWW

そう思っていたところに私に向かってボールが飛んできた
私はボールを打った
そして、誰かの腕も打ってしまった
その腕は・・・岳瑛の腕だった
「あっ、ごめ・・・」
「ごめんね!大丈夫?痛くなかった?」
「え・・・うん、痛くなかったよ。それより岳瑛の方が痛かったんじゃない?大丈夫?」
「うん、俺は大丈夫だよ。本当にごめんね?」
岳瑛は、私が謝っている途中で謝ってきた
私が岳瑛の腕を打ってしまったのに、なんで岳瑛はあんなに謝ってきたんだろう?・・・

私はスポーツの授業が終わって、お昼ご飯を友達の侑加と食べていた
「侑加、今日のスポーツのバレーで、江理が岳瑛の腕を打ったのに、岳瑛がすっごく謝ってきた」
「えっ!?なんで?岳瑛が謝る必要ないじゃん」
「そうなんよ、なんでじゃろうね・・・」
「変な人じゃねWWW」
そんな風に、岳瑛のこと面白おかしく話していた

そんな風に話した日から、岳瑛と同じチームになることが多くなった
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