ごめんね・・・
私は完治ではなかったが、何とか怪我は治り、運動もできるようになった
しかし、その練習ができるようになったのは、県総体1週間前だった
私は遅れをとった分、頑張って練習した
当分運動していなかったため、だいぶ体がなまっていた
だから、部活終わりの放課後はとても疲れた・・・
バス待ちのときに、岳瑛が心配してくれた
「急激に動いたから、疲れたんじゃろ?大丈夫?」
「うん、大丈夫!でも、やっぱりなまってたらいけんねwww」
「気をつけてよ?致命傷になるかもしれんけんね?」
「分かった、気をつける!ありがとう!あっ、バス来たよ?」
「あっ、ほんとだ!ありがとう!じゃぁ、バイバイ!」
「バイバイ!」
~岳瑛、なんか最近、すごく心配してくれるなぁ~
私は、岳瑛が積極的に声をかけてくれるようになった気がした
岳瑛がそうやって積極に来てくれる分、私はすごく嬉しかった
~なんで、こんなにテンション高いんだろう?・・・~
そのときの私自身の気持ちは分からない状態だった

私は練習を頑張り、県総体に望んだ
しかし、やっぱり練習量が少なかったため、体がまともに動いてくれなかった・・・
試合が終わったため、私は途中で帰った
道具を学校において帰らなきゃいけなかったため、学校に顧問の先生に送ってもらった
学校に帰ったときには、降りの雨が降っていた
道具を部室において帰って、親が迎えに来るのを雨宿りしながら待っていた
その中、野球部が壁にボールを投げていた
でも、私はそんなこと興味なし
親が来るのをずっと待っていた
そのとき、足元に何かが転がってきた
それは、野球ボールだった
私はそれを拾った
そしたら・・・
「あっ!ごめん!」
岳瑛だった
岳瑛が壁に投げていたボールが、転がってきていたのだった
「ううん、大丈夫だよ!雨の中、お疲れ様!」
「ありがとう!・・・なんでおるん?」
「県総体から帰ってきた。1回戦敗退だったwwwでも楽しかったよ!」
「そうなんだ、良かったね!怪我のほうは大丈夫だった?」
「うん、痛くなかった!あっ!親が迎えに来たから帰るね?頑張ってね?バイバイッ!」
「ありがとう!バイバイッ!」

県総体で1回戦敗退したのに、岳瑛と話したらすごく気分が楽になった
私は、車に乗っていたときに私の気持ちは分かった・・・
私・・・・・岳瑛のこと・・・・・
・・・・・・好き・・・・・・
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