ごめんね・・・
キス
私たちは付き合ってから、自分たちでもみんなが言うほどラブラブだった
「江理たちって、ほんまにラブラブよね~」
朝、バス停に行っているときに聡美に言われた
「そう?でも、好きなんだからしょうがないし~www」
「あ~、暑苦しい~!冬なのにねぇ・・・」
冬だから、余計そうだったのか分からないが、いつもより一緒にいるときが多くなっていた
ある日、部活が終わって帰ろうとしたが、バスに乗り遅れてしまい迎えを頼む電話をして車を待っていた
待っている途中、グラウンドの方から岳瑛が降りてきた
岳瑛も部活で乗り遅れたらしい
岳瑛と話ができると思ったが、岳瑛は荷物を置いてどこかに行ってしまった
しかし、どこかに行ったと思ったら
「江理、こっちに来て?」
私は岳瑛に呼ばれたため、岳瑛の方に行った
冬だったため、周りが暗く、全く見えなかった
だから、岳瑛がどこにいるかも見えなかった
何かにぶつからない限り、私はまっすぐ進んで行った
「岳瑛、どこにいるの?暗くて見えない・・・どこ?」
私は、見えないが周りを見た
そのとき、後ろから何かが抱き着いてきた
私はびっくりした
「だれ!?」
「www岳瑛だよ」
「岳瑛か、良かった・・・」
「怖かった?」
「怖かった・・・」
「もう大丈夫だよ」
私たちは数分間、この状態でいた
「江理、こっち向いて?」
岳瑛がいきなり言ってきた
「ん?っ!?」
私が岳瑛のほうを向いた途端、私の唇と岳瑛の唇が重なった
私は驚いたが、逃げなかった
岳瑛は1回離してくれたが、私たちはまたキスをした
今度はとてもとても深いキスをした
お互い舌を絡ませて、長い長いキスをした
なかなか終わらないキス
長かったため私は息苦しくなった
「んっ・・・ん!」
岳瑛は私が息苦しくなったことに気づいてくれた
「江理、大丈夫?」
「うん、大丈夫!」
私は元気に答えたが、さすがに恥ずかしかったから下を向いた
そしたら、岳瑛が私の顔をのぞいてきた
「どうしたん?」
「ううん、何もない・・・」
私は否定したが、自分でも分かるほど顔が熱かった
「顔熱いしwww照れてるんだwww」
「違うし!」
「www嘘をついてはいけませんよ」
私は、恥ずかしくてたまらなかったから帰ることにした
「江理、帰るの?江理~!待って!」
岳瑛は私の腕をつかんだ
そのあと、私は岳瑛の方へ引っ張られた
岳瑛は私を強く引っ張ったものの、優しく抱いてくれた
私は心が和んだ
岳瑛は私に軽くキスをしてくれた
キスをしてくれたあと、バイバイといって帰らせてくれた
私は家に帰っても嬉しくて、テンションが高かった
早く、岳瑛に会いたいなぁ・・・