*青春の中で恋をする*

消毒がしみて、喧嘩でつくった傷とはまたちがう痛みがくる。



「よし」

さっきまで丁寧に手当てをしてくれてた真太郎が立ち上がった。

「ありがと」

「どういたしまして」

腕や脚を見てみると、絆創膏や湿布が貼られている。
ついでに顔も。

「痛い...」

「1週間は喧嘩は駄目だからな。傷が悪化するぞ」

「ちっ」

「舌打ちやめろ」

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