夏のお供の複雑な事情
そこへ若い女の子がやってきて、安売りくんを覗き込みました。


「一人暮らしだし、このくらいでいっか」


女の子はすぐに店員さんを呼んできて、安売りくんを指差し、


「これ、ください」


と言いました。





どんな人間に買われても、扱いにさして違いはないだろう。

でも、この子のパンツが見られるなら、まだ我慢できるかな……。





安売りくんは、女の子の顔を見上げて少し笑いました。






END
< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:7

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

*イラストノート*
慧子/著

総文字数/2,922

実用・エッセイ(生活・趣味)21ページ

表紙を見る
恋をした悪魔
慧子/著

総文字数/13,277

絵本・童話33ページ

表紙を見る
流れ星デイズ
慧子/著

総文字数/151,859

ファンタジー282ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop