あの日の残像を。




「あら春日珍しいわねこんな時間に」


「おはよっ!ちょっと今から出掛けるね!」


玄関を開けたときに気をつけなさいよと
お母さんに言われたけど勿論私は聞き流す。



昨日歩いたコースをまた歩く。

夜と朝とじゃ全然違うなあ.そう思いながら。



すると急にチリンっという鈴の音がした。

ん?と音のする方を見ると。

「昨日の猫ちゃん!!!」


そこにはあの綺麗な青い猫が丸まっていた。





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