あの日の残像を。



なあん そうまた鳴き、
昨日の草むらの中に入っていった。


追いかけたら善に会える。


確定ではないけど、私はそう思った。



だから、迷いなく猫ちゃんについて行く。








あれから何分か歩いた時。
ある大きな建物へと到着した。


「...ここは?」


その建物はレンガで出来ていて、庭には
蒼い薔薇が綺麗に植えられていた。


一見誰も住んでなさそうだけれど...。




< 12 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop