あの日の残像を。



ぼーっとそのシルエットを見てると
やっとぼやけがなくなって2人の顔が見えた。


そこには…呆れた顔をした善と
困った顔をしているローリーさんが。


「…っ?!!!なんで?!」

「やっと起きたか…お前寝すぎな」

はあっとため息をしつつ、タオルを渡してきた。


なんでタオルー…?



「春日ちゃんっ!よだれ垂れてるわよ♪」
ふふっと微笑みながらローリーさん。


「だから、タオル…?!」

良いから拭けよ…こっちが恥ずかしい。
そう善は言ってきた。


「す すみまふぇん…」


言われた通り拭きながら謝る。





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