アオイソラ
「…じゃあ!あおいの病気がよくなって、そらちゃんの目がみえるようになったら一緒にみにいこう!」
「……!」
彼女が、言う。
それが
いつになるか分からないのに。
それでも…。
僕らは、信じているから。
光が みえなくても
僕にとっては
彼女が“光”だから。
「…っ…うんっ!」
これ以上
光を 失わないように
元気よく返事する。
少しでも…希望を感じれるように。
すると
彼女も 嬉しそうに
笑う。
「っえへへ!」