16の月-過去に戻れたら‥【完結】
「ごめんねぇ‥兄ちゃん、会いたくないんだって‥」
オバサンが大きくため息を着いた。
「じゃあ…来るまで待ってるって伝えて下さい。」
と言って、俺はその場で座り込んだ。
「そお?来るとは思わないけど言って来るわね。」
オバサンがまた工場へと入って行った。
そしてまた、オバサンだけが戻って来た…
首を横に振っている。
「…そうですか。まあでも今日は待ちますよ。」
そう言って、持ってきた小説を取り出した。
今日はテコでも動かないつもりで来たので準備も万端だ。
30分…
1時間…
と時間は刻々と過ぎて行く。
オバサンは作業をしながら、時々手を止め、俺の方を見ていた。
2時間程経って、オバサンが俺にお茶とおにぎりを出してくれた。
「兄ちゃん、頑張りなよ。ささ、これでも食べて。」
やっぱり田舎の人って優しい…
「ありがとうございます。」と頭を下げておにぎりを頬張った。
オバサンは満足気に頷き、仕事へ戻って行った…
オバサンが大きくため息を着いた。
「じゃあ…来るまで待ってるって伝えて下さい。」
と言って、俺はその場で座り込んだ。
「そお?来るとは思わないけど言って来るわね。」
オバサンがまた工場へと入って行った。
そしてまた、オバサンだけが戻って来た…
首を横に振っている。
「…そうですか。まあでも今日は待ちますよ。」
そう言って、持ってきた小説を取り出した。
今日はテコでも動かないつもりで来たので準備も万端だ。
30分…
1時間…
と時間は刻々と過ぎて行く。
オバサンは作業をしながら、時々手を止め、俺の方を見ていた。
2時間程経って、オバサンが俺にお茶とおにぎりを出してくれた。
「兄ちゃん、頑張りなよ。ささ、これでも食べて。」
やっぱり田舎の人って優しい…
「ありがとうございます。」と頭を下げておにぎりを頬張った。
オバサンは満足気に頷き、仕事へ戻って行った…