16の月-過去に戻れたら‥【完結】
結局、きちんと里美に言えなかった。
自然とため息が零れ落ちた。
----------
-----
弁当屋で2つ注文をする。
夕飯時か、やたら混んでいて、サラリーマンと主婦で
弁当屋は超満員だった。
15分程待ってやっと出来た。
なかなか自分の思い通りに事が運ばず、苛立ちが募る。
肝心な事をハッキリと言えない自分にも腹が立った‥
だけど、今は、誰より何よりも高宮さんの事が大事だ。
とりあえず落ち着くまでは、何事もなく平穏に過ごせたらいい、
それだけでいいと思っていた。