16の月-過去に戻れたら‥【完結】


--------------

----------




「よく、ここが解りましたね」


「竹下さんに聞いたんだ。」


「そうなんですか‥」


俺達は夕暮れの街を歩く…




「なぁ・・あの時、なんで結婚していないって言わなかったんだ?」


高宮さんはキョトンとした。




「まさか‥結婚してると思ったんですか?」


「そ、そりゃそうだろ‥あんな光景見れば誰だって‥」




高宮さんはクスクスと笑った。



「竹下さんの奥さんの顔知らなかったんですか?」


「知るわけないよ、知ってたとしても顔をいちいち覚えているわけでもないし‥」




「じゃあ、私のせいじゃありませんね。水池君の早とちりです。」






< 194 / 205 >

この作品をシェア

pagetop