16の月-過去に戻れたら‥【完結】
母さんが不安げに僕の顔を見る。
僕は一言「大丈夫だよ。僕にはもう関係ないんだから。」と
母さんの肩を叩いた。
その日‥…
やはり予想通りだった‥
朝から学校ではその話題で持ち切りに。
話題になった当初よりも話しは拡大していた。
A組の前を通りかかる時にはもう廊下が人で溢れかえっていた。
「お前!!よくここに来れたな!えっ?最低だろ!!」
「顔見せんな!犯罪者!!」
「帰れよ!帰れ!!」
あらゆるところから罵声と帰れコールが飛び交う。