16の月-過去に戻れたら‥【完結】
僕達2人だけが時が止まったかのように…
僕達2人だけが誰からも見えていないかのように…
僕は、ふぅと息を吐き出し「落ち着け、落ち着け」
と自分に言い聞かせる。
そして、高宮さんの腕を掴み保健室へと連れて行った。
周りが好奇な目で僕を見る…
最悪だ‥なんでこんな事に…
手を差し伸ばしてしまった自分に後悔する…
でも…今は緊急事態だ…
仕方なかったんだ‥
僕は自分に言い聞かせる…