16の月-過去に戻れたら‥【完結】


「後藤里美でーす!20歳ですっ。あっ、こっちは里美の彼氏の修吾でーす。
里美の事誘ったら修吾が怒るからダメだよっ!」


ウインクをして席に座る里美。
誘ったらダメとか言っておきながら
ちゃっかりウインクまでしやがって‥


俺はイライラしていた。


俺の番になり、「水池修吾」と一言だけ言って座った。



その後、各自適当に自己紹介をして、俺はひたすらビールを飲んでいた。

中野はお姉さん系の佐藤さんにゾッコンの様だ。

何かとビールを注ぎに行ったり来たりと忙しく駆けまわっていた。

結局、里美は俺がいる事も忘れ、チャラ男と親しげに話し込んでいた。


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