16の月-過去に戻れたら‥【完結】


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しばらくすると、高宮さんがすっと席を立った。

「私、そろそろ帰りますね。」と光本さんに言う。


「えーっ!由香里、全然飲んでないじゃーん?もっと居てよ~」
光本さんが言う。


「すいません‥」
と彼女は言い、5千円札をテーブルに置き立ち去った。




「もぅ!由香里ったら5000円じゃーん!太っ腹~キャハハハ!」
完全に出来上がっている光本さんは、何がおかしいのか
ゲラゲラと笑っていた。




ここに居る、俺以外が全員酔いつぶれていた‥



【ありがとうございましたー!!】

と店員の声が聞こえ、高宮さんが店を出たのだと解った。

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