16の月-過去に戻れたら‥【完結】
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pm20:00
駅前の【RUNATHE WAY】というクラブの前。
中野は張り切って付いて来た。
「なあなぁ、俺さぁ~もう美優ちゃんに告ろうかなぁ」
と、どうでもいい話をしてくる。
「うん。まあ、振られても泣くなよ。」
「えーっ?そん時は慰めてくれよな~てか焼肉奢ってくれよ。
霜降りに‥」
と言いかけた中野の頭を小突いた。
振られる事を解っている確信犯じゃねーか‥
しかも霜降り肉って…。
腕時計を見る。
前方から、キャピキャピした女の子3人が見えた。
里美達だ。
「やっほ~!修吾、中野君!」
良かった…今日は高宮さん来てないようだ‥
と胸を撫で下ろした瞬間…