Pretty Pet

†愛する女子校生

その日は慌ただしくて、しばらくしてからやって来たのは担任の先生とクラス委員の二人。


二人はしばらく窓から陸斗の様子を見て、あたしに陸斗の容態を聞いてから帰っていった。




先生は「まだ無理なら学校は休め」と言ってくれて。


「ただし、春休みに補習にはなるけどな」なんて冗談半分だったけど、そんなの笑えないよ、先生……。







その日、みんなが言ったいくつもの言葉に混乱したあたしは、外の空気を吸いたくなって何日かぶりに外に出た。



病院の前のベンチに座ると冷たい風が吹いて凍えてしまいそう。




久しぶりに携帯を出して待受画面を見たら、出られなかった電話や未読メールを知らせるメッセージが真ん中に表示されていた。





電話は家族や芽依、そして………せつらからのも。



留守録を聞く勇気がないあたしは、未読のメールを一件ずつ開いて読んでいく。




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