Pretty Pet
†つやぷる女子校生
迂闊にもあたしが自分の恋愛事情を暴露してしまってるうちに、ヘアアレンジの練習は終わっていたらしい。
しかもばっちりメイクまでされていた。
氷室さんのお母さんは「いい出来じゃない?」って言ってくれたし、あたしもかなりイメチェンした感があって満足だったんだけど……。
「……まだまだだな」
氷室さんはそう言って、あたしの腕を再び強引に引っ張って外に連れ出し車に乗せた。
つーか、さっきの話よ!
「……氷室さん、新しい恋って……。どうやって?」
「ん、じゃあ今から飯でも食いに行くか」
会話が成り立ってなくない?
「いやだからあの……」
「たまにはさ、違う男も見てみなよ。今のままだと勿体ないよ。友達の言う通り、睦月は視野を狭めて自分で自分の花を枯らしてる。せっかくイメージを変えてみても、睦月の顔が光ってない」
……あたし今、名前で呼ばれた?
しかもばっちりメイクまでされていた。
氷室さんのお母さんは「いい出来じゃない?」って言ってくれたし、あたしもかなりイメチェンした感があって満足だったんだけど……。
「……まだまだだな」
氷室さんはそう言って、あたしの腕を再び強引に引っ張って外に連れ出し車に乗せた。
つーか、さっきの話よ!
「……氷室さん、新しい恋って……。どうやって?」
「ん、じゃあ今から飯でも食いに行くか」
会話が成り立ってなくない?
「いやだからあの……」
「たまにはさ、違う男も見てみなよ。今のままだと勿体ないよ。友達の言う通り、睦月は視野を狭めて自分で自分の花を枯らしてる。せっかくイメージを変えてみても、睦月の顔が光ってない」
……あたし今、名前で呼ばれた?