アナタのネガイ、なんですか?

ガララッ

と、私が、ドアを開けただけで、騒がしかった教室は、静かになり皆は、会話を止め、私を見る。

こっちを黙ってみる人もいれば、ガタガタと震える人もいた。こっちを見ながらヒソヒソと話す人もいれば、泣き出す人もいた。

私は、黙って席についた。

私の席は、一番後ろの一番窓側だ。

ハイハイ、皆さん私が、そんなに恐ろしいですか。

スイマセンね。アナタ達と同じクラスで。

恨むなら恨んで頂いて結構です。

そう思いながら外をみていると、

ガララッ

とドアがあいて、早田慶(ハヤダケイ)先生が入ってきた。通称:ケイちゃん

「う~ぃ。おはよう。HRはじめっぞー」

なんか、オヤジくさい・・・・

なんていつも思う。

コレでも、25歳らしい。




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