アナタのネガイ、なんですか?
休み時間の間、二人の周りには人だかりができていた。
「ね~。ふたりはどこからきたの~?」
しかも、この二人の席の場所が私にとって迷惑な場所だった。なんと、山川さんが私の席の斜め前で、北沢さんが私の席の隣だ。
つまり、今、私はた暑苦しいのだ。とてつもなく。
「あぁ・・・・最悪だ・・・・」
誰にも聞こえないような位の声でそうつぶやいた。
「早くどっかいってよ・・・・」
この気持ち、分かってくれないかな・・・・
あぁ・・・・話のできる友達、欲しいなぁ・・・・
なんて思いながら外をみた。
この二人が転校してきたことが、最悪の事だということだということを、思い知らされることとなるのであった。