マー君(原作)
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「さて、ここです」
ジョーンについて、吉沢、ブタ太、洋太は部屋に入っていった。
今度の部屋は部屋というより通路だった。一直線に伸びた通路があり、奥に赤い頑丈なドアがある。
更に奥に行くのかっ思ったが、ジョーンは通路の中腹で立ち止まり、咳ばらいをした。
洋太達も立ち止まり、ジョーンが何か言うのを待った。
ジョーンはしばらく黙っていたが、唐突に話を切り出した。
「洋太さん、まだ話していませんでしたが」
真剣な眼差しで洋太を見つめる。あまりにもその視線が真っ直ぐだったため、洋太は視線を逸らしそうになった。
「Mウィルス−−つまりマー君ですが、なぜ感染しない人とする人と分かれているかですが、マー君に対する恐怖や現実逃避と挙げてきましたが、結局の所想いが大事なんです」
「想い?」
「そう」
ジョーンは人差し指を洋太に向け頷く。
「さて、ここです」
ジョーンについて、吉沢、ブタ太、洋太は部屋に入っていった。
今度の部屋は部屋というより通路だった。一直線に伸びた通路があり、奥に赤い頑丈なドアがある。
更に奥に行くのかっ思ったが、ジョーンは通路の中腹で立ち止まり、咳ばらいをした。
洋太達も立ち止まり、ジョーンが何か言うのを待った。
ジョーンはしばらく黙っていたが、唐突に話を切り出した。
「洋太さん、まだ話していませんでしたが」
真剣な眼差しで洋太を見つめる。あまりにもその視線が真っ直ぐだったため、洋太は視線を逸らしそうになった。
「Mウィルス−−つまりマー君ですが、なぜ感染しない人とする人と分かれているかですが、マー君に対する恐怖や現実逃避と挙げてきましたが、結局の所想いが大事なんです」
「想い?」
「そう」
ジョーンは人差し指を洋太に向け頷く。