マー君(原作)
掲示板編
掲示板編
<1>
「さあ、降りろ」
車から降ろされた成幸は、暗闇の中JCOの者に率いられながら、ひたすら歩いた。
頭に頭巾を深々と被せられているため、どこを歩いているか、今何時なのか全くわからなかった。
「お前をこれから本部に連行するが、無駄な抵抗はするなよ」
「わ、わかった。た、ただ−−」
「ただなんだ?」
成幸は暗い視界の中、荒い息を整えながら言う。
「僕を殺さない、と約束してくれないですか?」
「殺さない? おかしなことを言うな」
成幸は歩きながら、隣から聞こえる声に耳を潜める。腕をしっかり掴まれて、前の方に引っ張られる。
この状況では逃げようにも逃げられない。まあその必要はないのだが。
「死ぬのが怖いならはなからあんな馬鹿げたことをするか?
お前自分が何しでかしたかわかってんのか?」
腕を強く引かれる。どうやらエレベーターに乗ったようだ。しかしエレベーターにしては何か違和感がある。
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「さあ、降りろ」
車から降ろされた成幸は、暗闇の中JCOの者に率いられながら、ひたすら歩いた。
頭に頭巾を深々と被せられているため、どこを歩いているか、今何時なのか全くわからなかった。
「お前をこれから本部に連行するが、無駄な抵抗はするなよ」
「わ、わかった。た、ただ−−」
「ただなんだ?」
成幸は暗い視界の中、荒い息を整えながら言う。
「僕を殺さない、と約束してくれないですか?」
「殺さない? おかしなことを言うな」
成幸は歩きながら、隣から聞こえる声に耳を潜める。腕をしっかり掴まれて、前の方に引っ張られる。
この状況では逃げようにも逃げられない。まあその必要はないのだが。
「死ぬのが怖いならはなからあんな馬鹿げたことをするか?
お前自分が何しでかしたかわかってんのか?」
腕を強く引かれる。どうやらエレベーターに乗ったようだ。しかしエレベーターにしては何か違和感がある。