深層融解self‐tormenting◆番外編◆
まぁでも、そんな事はどうでもいいか。
「どうよ、外ハン?ヤれるか?」
「待てよ、今転がして来るから」
私を助手席に乗せてても、蒼季の意識はこの車を操ることに集中してるみたいだ。
「ここの葡萄畑の農道なら一本道だから、練習にはちょうどいい。もし、なんならクリスをつけるけど?」
開いた車の運転席側の窓に手をかけ、兄貴が蒼季と計器類を覗き見ている。
「……イタリアの計器類はアテになんねーからな。体で覚えるしかねぇか」
「……お前ならできんだろ。……ファントム」
ニヤリと二人で笑いあって、兄貴が窓から手を離した。
それを合図に、蒼季は初っぱなから全開でアクセルを踏んだ。
……その後の展開は予想通り。
何十回も蒼季が自分で満足するまで、アルファロメオで走り込んでくれましたよ!
……めっちゃ吐きそうなんですけど……。
夜更かしも手伝って胃がへたばった私は、翌朝のご飯が食べられませんでしたけどね!!!!
「どうよ、外ハン?ヤれるか?」
「待てよ、今転がして来るから」
私を助手席に乗せてても、蒼季の意識はこの車を操ることに集中してるみたいだ。
「ここの葡萄畑の農道なら一本道だから、練習にはちょうどいい。もし、なんならクリスをつけるけど?」
開いた車の運転席側の窓に手をかけ、兄貴が蒼季と計器類を覗き見ている。
「……イタリアの計器類はアテになんねーからな。体で覚えるしかねぇか」
「……お前ならできんだろ。……ファントム」
ニヤリと二人で笑いあって、兄貴が窓から手を離した。
それを合図に、蒼季は初っぱなから全開でアクセルを踏んだ。
……その後の展開は予想通り。
何十回も蒼季が自分で満足するまで、アルファロメオで走り込んでくれましたよ!
……めっちゃ吐きそうなんですけど……。
夜更かしも手伝って胃がへたばった私は、翌朝のご飯が食べられませんでしたけどね!!!!