HINEKURE～十二神将の巻～

優輝がガバッと起き上がる。少し怒りながら、
「テメ～何しやがった??」
サタン
「何もしとらん。ただもう半分に挨拶しただけや。」
優輝が
「……、サタン??十二神将は何を考えてだ??」
静かに
「自分の世界を守ることや～。……あんさんは不思議に思わへんか??この十二世界が重なった世界に十二世界の影響があってバランスを保っているやんけ、なぜ十三番目は他の神の出入りんを禁じたんやろな??」

「さ～、世界や俺たち人間を守るためじゃないか。」

「ほなら、なぜ人間は十三の数字を時計に刻まなかったんやろ??」

「同じこと朝に陰に言われた。」

「不思議やろ。そろそろ授業始まるで～～、教室に行かなくていいかい??」

「……サボる。」

「そうかい。ほならワイ教室に行くわ。」
と言って、屋上を後にする。
優輝がゴロンって仰向けになる。
太陽に向って右手を伸ばす。
（十三の数字には何の意味があったんだろう??）
陰が
『オイ、我が主が呼んでいる。来い!!』
優輝の意識がいつも陽さんと陰が鎖に繋がれている所にくる。
優輝の目の前に巨大な扉が現れる。
陰が
「入れ!!中にもう半分がいる。」