HINEKURE～十二神将の巻～

優輝が扉を開ける。
入ってみると最初は真っ黒だった。いつの間にか扉がなくなっていた。
（なんだ～??ココ??）
奥から、
「会うのは二度目だね。改めてはじめまして。」
優しい口調でしゃべる目の前にもう一人の自分が現れると同時にいきなり優輝のいた空間が青空の上空にいた。高所恐怖症の優輝にとってはかなり辛かった。
優輝が
「なんだ??ココ??」

「ごめんね。高い所ダメなんだっけ。ハイ。」
と指をパチンっと鳴す。そうする今度はキレイな青々とした草原が広がる。
優輝が
「テメ～誰だ??」
もう一人の優輝が
「僕は君さ。今は安部優輝さ。」
優輝が
「テメ～が十三番目の神の記憶を持っているだろうが……テメ～何者だ。」

「あぁ～、僕が二つに分かれる前の十三番目の神の名前かい??それは『スサノオウ』。」
「スサノオウ??で、何のようだ??」

「君の半分の力を完全に覚醒させるためにね。僕が教えないとね。さすがに、闇神や光神では限界があるしね。」

「……ヤダ!!」

「え!!」