HINEKURE~十二神将の巻~
サタンが
「あんさん霞桜は学校に持ってきてへんの??」
と霞が優輝たちの方をジッと見ながら、
「だって、刀持ってきたらヤバいじゃん。そういえば、」
と言って、サタンの方を向いて、
「なんで神はわざわざ人間に生まれ変わっての??そのままでもいいじゃん。」
サタンが
「十三番目が入れないようにしたんや。だから、この世界に手を出すなら、器に入ろへんとならんのや。まぁ~、創造神のように永遠の命やないし。あと、神の中には、プライドが高いヤツおってな~人間に生まれ変わるのが嫌やって言うヤツもおったで。だから、今の闇神や光神みたいに人間の身体に入っとるわ。もちろんワイは、前者や。そっちの方が自由やし。」
霞が
「神って死ぬの??」
サタンが
「いや、死ぬわけないやろ。魂だけの元の状態に戻って元の世界に戻るだけや~。」

「つうか、神の力に人間が勝てるわけ??」

「人間に生まれ変わりはそれなりに力が制御されるのや。ほなら、可能性はなくわないわ。てか、あんさんがホンマに知りたがってることは、花鳥風月のことやろ??」
霞がビクッとする。サタンが笑う。
「図星やな~。」
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