HINEKURE~十二神将の巻~
霞はそのまま身体に力が入らず下に落ちっていった!!
サタンがその落ちて来る霞を受け止める。
サタンの固い胸に抱きかかえられながら、サタンが
「大丈夫かいな??」

体に力が入らない、上手く口も回らない。辛うじて生命活動を行なっている状態だった。
サタンがそれを見て
「しばらくそのまま休んどき~。あんさんの生命力が吸われってしもうたんや。しばらくすれば戻るわ~。」

(生命力??どういうこと??)
ゼウスがデスと同じ高さまで浮く一定の距離を保つ。
霞桜が
「死神は元々生命力を吸うヤツラだ。ヤツの近くにいけばどんな物でも生命力を吸われる。」
ゼウスが
「これは呼吸と同じ本能なので止めることはできませんよ。」
サタンが
「ところで~第二段階ってなんや~??」
ゼウスが
「……いいでしょう。教えてあげます。どうせ貴方たちじゃ~何もできませんしね。第一段階は十三番目の覚醒が近くなることです。第二段階は、注射器を創るですよ。
貴方たちの命は、神無月の十三日までですよ。それでは失礼します。」
と言って、目の前から消えて行った。
(注射器??何のこと??神無月……七月の十三日!?後、三か月しか無いじゃない。)
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