HINEKURE～十二神将の巻～

優輝は部屋で丸くなっていた。
（どうしよう??）
優輝は電気もつけずに真っ黒な部屋にいた。
いきなり、外から雷の音が響く。
（??雨も降ってないのに??雷??）
優輝が窓の外を覗く。彩乃が一人ただ黙々と自分の力を使えこなせるようにがんばっていた。
いつも早寝早起きの陽さんがその様子を見て
『少し変わってもらってもいいですか??銀色になってもらって。』
『まぁ～いいけど』
優輝は体に力を入れる。髪の色が銀色に代わり瞳がキレイな青い瞳を映す。
陽さんが
「陰、ちょっとその子に会話を聞かれないようにして下さい。」
陰が
「つうわけで、眠ってもらうわ。」
優輝は精神の世界の中で寝てしまった。
陰が
『修業するのか??』
陽さんが
「雷の力は私みたいに霊力がしっかりコントローラーできる方がいいので。」

『ククク、厳しいそうだな。』

「貴方はいろいろアマ過ぎですよ。」
と言って、窓から飛び降りて、彩乃の前に降りる。
「こんばんは。」
彩乃がビクッとする。
「安心して下さい。あの子は眠ってもらっています。我の主から雷門一族について教えてもらったので、私が修行をつけます。」