HINEKURE~十二神将の巻~
下から霞が霞桜を持って屋根に飛んできた。
「侫歌??どうしたの??貴方の霊力が消えたって聞いたから。」
侫歌が
「大丈夫よ。ありがとう。」
その男の細目で侫歌と霞を見る。
「二人ともエラいべっぴんやな~!!」
霞が刀を構える。
「誰??」
いきなり、霞桜がめんどくさそうに、
「刀下ろしな!!コイツじゃ~、お前では勝てない。
久しいな。」
その男が手を振りながら、
「その声は、霞桜かいな~。お久しゅう~。」
言われた通りに刀を下ろす。
「で、何しに来た??」

「暇つぶしや~!!」

「チッ、相変わらずだな。Ⅵを司る神『反逆神サタン』。」

「相変わらずやな~~。サタンで良いって言っておるのに。あんさんらも『サタン』って呼んでってな~。」
侫歌が
「本物なの??」
霞桜が
「気にするな。こういうヤツだ!!」
霞が
「敵じゃないの??」
サタンが
「ワイは、おもしろい方とべっぴんさんがいる方の味方や~。たまたまハーデスがココに行くからついて来ただけやで。」
霞桜が
「メシぐらい食っていけ。その後十三番目に合わせてやる。」

「ホンマに??おおきに!!」
と勝手に霞の家でごちそうになる事が決まる。
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