HINEKURE～十二神将の巻～

優輝がその男を見て
「誰だ??」
サタンが
「ありゃ??その記憶ないのかいな～。まだアイツ見せてないのかいな～。」
優輝の中にいる陰が
『反逆神サタンだ。まぁ～、バカだ』
陽さんが
『久しぶりですね。ソイツはハッキリ言ってバカですね。』
優輝が
「なんで反逆神サタンがいるだよ??てか、お前、陽さんたちからバカって言われているよ。」

「ヒドいやちゃな。まぁ～、暇つぶしや～。詳しいことは二人で話そうや。な。
てか、その小さな子誰や～??かわいいな～、萌やわ!!」
と言って、彩乃を覗き込む。彩乃は
「…………。」
人見知りが激しいというのが分かった。
「わいの事、サタンって呼んだって～。」
いきなり彩乃の体から小さな電気が飛んだ。サタンが
「なんや!!雷門一族かいな!!生きてたんかい!!」
と言って驚く。
「中にいる雷龍があきれながら、バカって言ってる。」

「なんやそれ!!」

優輝が
（陽さんたちだけじゃなく、雷龍もバカって言ってのか。）
と思いながら一人学校に歩き出した。
サタンが
「待ってな～。十三番目!!」
と言って、みんなが歩き始める。