赤い糸の約束







「江戸から参りました、え…月華(ツキカ)といいます」


「今日からよろしくな月華くん!」



「はい」と私は小さく返事をした。


「お前は今日から八番隊に入ってもらう。」


「あ、俺のとこじゃん!よろしくな」


「はい、よろしくお願いします。藤堂さん」


「…なぁ、その藤堂さんってやめね?なんか歯がゆい」


そんなこと言われても…

歳は多分近いと思うけど、仮にも上司なんだし。
まぁ、見えないけど←


「平助って呼んでよ」

「し、しかし…」

「組長命令」


くそ、
権力振りかざしやがった。
まぁ、いいや。
その方が楽だし。


「よろしくお願いします」

「うん!!」


ニッコリと笑う平助。
うむ。
可愛いではないか。









< 26 / 312 >

この作品をシェア

pagetop