赤い糸の約束
月華side
「~…!」
「~ぃ…!!」
外が騒がしい。
夜が明けて間もない頃のようだ。
こんな早い時間に何か…?
襲撃?!
焦りに焦っていると隣にいるはずの平助がいない。
やっぱり何かあったんだ…
刀を手に部屋を出た。
けど一見襲撃があったわけではなさそうだ。
新八さんと左之さんが平助と言い合っている。
沈んだ表情の平助は私を視線が合うとすごく辛そうに眉を寄せた。
その表情に、嫌な予感がした…