赤い糸の約束
□終章

エピローグ









「――――って感じなんだけど…って、何で皆泣いてるわけ?」




「だってっ、そんなっ」



「うぅ~月華さんかわいそう!!!!!」





鼻水をズズッーとすする友達に苦笑いする。



よし、と気合を入れて立ち上がる




「ほら皆たって!
今日は誠学園の人が練習試合に来てくれるんだから!」



「そうだね!」


「あそこはイケメンばかりらしいし~」




立ち直りはやいな…


なんて呆れているとバスがついたらしく男子主将の永倉先輩が走ってくる。




「おい、行くぞ~」



「「「「はいっ」」」」




私達は永倉先輩の後に続く


道場前に止まっているバスからは先生っぽい人が出てきた。



「いや~本日は宜しくね。
私は誠学園男子剣道部顧問の近藤 勇(ユウ)といいます。」



あぁ、なんか落ち着くな~
この先生…懐かしい感じ…







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