赤い糸の約束
疑いと、憧れと…
土方side
今俺は密かにある奴を睨んでいた。
それは今日入隊したばかりの奴だった。
俺自信が見張りのような目を向ける理由は夕餉前のこと
「副長」
屋根裏から落ちてきた一つの影。
あいつを監視している山崎 丞だった。
「なんだ」
「月華が近藤さんについて藤堂組長に聞かれていました」
「…奴は近藤さん狙いか…」
「まだはっきりとは…」
「引き続き監視しろ」
「御意」
そして今にいたる。
たしかに今は何もしているように見えない。
だが、
内心では近藤さんの隙を探っているかもしれない…
近藤さんには指一本触れさせねぇー