赤い糸の約束





山崎side





仕事を終え数週間ぶりに戻ってきた屯所はなにやら騒がしかった。



何かあったんか…?


副長の部屋へ向かう途中で沖田はんと出くわした


「あれ?帰って来てたの?」


「はい。で、沖田はん、この騒ぎは…」


「月華ちゃんが拷問にあっているんだよ」



笑顔で言う沖田はんの言葉に驚く、


わいはとっさに拷問部屋の方へ走った。



「やめときなよ、行ったって無駄だよ」


「ほんなのっ「平助も…ここずっと説得してるけど土方さんは耳をかたむけない」



沖田はんに遮られてもわいは走った


止めなかった沖田はんにわいは大声で「後悔しますで」と言ってまた走った。









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