赤い糸の約束

「思った事をはっきり言いおる生意気なガキだと思っていたが…
月華、立派になった」



まるで親のような物言いに笑いながらも我慢していた雫が頬を滑っていく。




「月華よ、お前の存在意義はなんだ」



私の存在意義。


あなたはずるい。


私の存在意義なんて、

































あるわけないのにね。