星に願いを




「…………///」








しばらく見つめ合う。









…ずっとこの時が続けばいいのに……。









そう思った矢先、チャイムが鳴った。









「「あ…。」」









「戻らないと、ね…。」







「うん…。」








少し切なくなる。









「…香織、またね。」









でも、優士の口から
「またね」が聞けたのが嬉しくて…。







「…うん!」











私たちは屋上を後にした。








…私たちだけの、
秘密の場所を。








< 126 / 411 >

この作品をシェア

pagetop