星に願いを




優士が答えてくれない。






やっぱりダメだよね…。





優士の口からダメ、と
言われるのはすごい嫌だから自分で言う。







「…やっぱりダメだよ…」







私の言葉を遮った。








「ダメじゃない!」







「え?」








「勉強会しよーよ。」








「…いいの?」







本当に、いいの?









優士は優しく笑った。









「もちろん。香織と会えるなら勉強会やりたい。」






「ええ!?///」








「日程はメールで決めよ?」








「う、うん。」









本当に、本当にいいんだ…。






夏休みも……会えるんだ。








「これで夏休みも香織と会える♪」







無邪気に、本当に嬉しそうに笑う優士。






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