星に願いを
少し田舎の道を歩く。
雰囲気が穏やかで落ち着く。
「暑いねー…大丈夫?」
「うん。」
「良かったー。もうすぐでつくから。」
「そう。」
優士が話しかけてくれても、緊張してしまって
うまく話せない。
返事が素っ気なくなってしまう。
…素直になりたい。
多分私の悪いところは
素直じゃないところだと思う。
前の彼氏ともそれが原因で別れた。
『香織の気持ち分からないよ。本当に好きなのか不安になる。』
元彼から言われた一言。