星に願いを


「嘘、でしょ…!?待って!開けて!」





「ばいばーい。放課後また来てあげるからー。」





足音が遠くなっていく。





「ねぇ!開けて!開けてよ…!?」





ドアを叩いてもびくともしない。





あの人たちの笑い声も完全に聞こえなくなる。






「嘘…。いや…。」






怖くて、つらくて泣いてしまう。




足に力が入らない。








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