星に願いを


「わ、私たちは何も…」




1人が手を後ろに回した。




俺はそれを見逃さなかった。





「っ!」





ソイツの手から奪い取る。




それは体育館倉庫の鍵。





「…体育館倉庫にいるのか?」






「っ……。」






「…あとで覚悟してろよ。」






3人を冷たく睨みつけてから走り出す。







(香織…!無事でいろよ…)







香織がいるであろう体育館倉庫を目指して。






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