星に願いを


もしかしたらまた隣になれるかもだけど…


でも




今日が優士の隣で過ごせる、最後の日。





…なんとか話せないかなぁ…。







「…ねぇ優士。」






周りになるべく聞こえないように小さな声で話しかける。




なんとなく恥ずかしいから。




野次も苦手。





「……うん?」





素っ気ない返事。




しかも返事だけで、こっちを向いてくれない。





心が痛む。






< 275 / 411 >

この作品をシェア

pagetop