絡んだ糸
彼は名前を古谷薫と謂った。
そしてそれから私と薫はよく話すようになった。
御互い結構マイナーな洋楽が好きだったり好きな漫画のジャンルも同じで話すのが楽しかった。
正直私は女らしく無い方だ。
だから漫画だって少年漫画の方をよく読むし趣味はと聞かれたら野球やサッカーと答える。
薫にもその事を謂ったら口を抑えて盛大に笑われた。
悔しかったけど顔が整っているだけに少しドキッとしてしまった、何て絶対謂ってやんないけど。
でも入学してから今まで大分充実した生活を送っている。
クラスで仲の良い人と謂ったら薫位で他は偶に話す程度だけどまあそれは置いておこう。
そんなある日、考え事をしていると突然人とぶつかった。
「ご、ごめんね!」
「あ、此方こそごめんなさい!」
顔を見ると目がくりっとしていて、美人というより可愛いと呼ばれる部類に入るであろう、そんな子だった。
その子は背が私の肩程しか無くて本当可愛らしかった。
「あ、狛田さん!?」
「え...?」
どうして私の名前を知って居るのだろうか。
ふと疑問に思った。
するとその子は笑って
「私同じクラスの兼井真実って謂うんだ、よろしくね」
そう綺麗なソプラノ声で謂った。
「...って同じクラス!?」
私失礼だったな。
クラスメイトの顔さえも覚えてないだなんて。
「そうだよ。ずっと気になってたんだ!双子って珍しいでしょ?だから結構有名だし。よかったらこれから仲良くしてくれると嬉しいな、何て」
兼井さん不快の色を見せる事が無かった。
そんな彼女に私も勿論と二つ返事で答えた。
これが真実との出会い。
そしてそれから私と薫はよく話すようになった。
御互い結構マイナーな洋楽が好きだったり好きな漫画のジャンルも同じで話すのが楽しかった。
正直私は女らしく無い方だ。
だから漫画だって少年漫画の方をよく読むし趣味はと聞かれたら野球やサッカーと答える。
薫にもその事を謂ったら口を抑えて盛大に笑われた。
悔しかったけど顔が整っているだけに少しドキッとしてしまった、何て絶対謂ってやんないけど。
でも入学してから今まで大分充実した生活を送っている。
クラスで仲の良い人と謂ったら薫位で他は偶に話す程度だけどまあそれは置いておこう。
そんなある日、考え事をしていると突然人とぶつかった。
「ご、ごめんね!」
「あ、此方こそごめんなさい!」
顔を見ると目がくりっとしていて、美人というより可愛いと呼ばれる部類に入るであろう、そんな子だった。
その子は背が私の肩程しか無くて本当可愛らしかった。
「あ、狛田さん!?」
「え...?」
どうして私の名前を知って居るのだろうか。
ふと疑問に思った。
するとその子は笑って
「私同じクラスの兼井真実って謂うんだ、よろしくね」
そう綺麗なソプラノ声で謂った。
「...って同じクラス!?」
私失礼だったな。
クラスメイトの顔さえも覚えてないだなんて。
「そうだよ。ずっと気になってたんだ!双子って珍しいでしょ?だから結構有名だし。よかったらこれから仲良くしてくれると嬉しいな、何て」
兼井さん不快の色を見せる事が無かった。
そんな彼女に私も勿論と二つ返事で答えた。
これが真実との出会い。