Hotel
う〜ん‥‥わからない‥

私は考え事をしながら歩いていたせいか、男との距離は大分離れていた

「おい!何してんだよ!早く来い」

「えっ‥ちょ‥‥待ってよ!」

わけがわからなかった

どうして会社を辞める事になったのか

この男がなんなのか

なぜ‥‥なぜ‥‥‥

まぁあいつに聞けばわかる事か!


考え事が吹っ切れて走ろうと思った瞬間、クラッと目眩がし意識が遠のいていった






「‥‥ずな‥‥ゆず‥な‥‥‥ゆずな!」

「ははははははい!あっ‥」


しまった‥上司に怒られる夢を見ていたからつい‥‥‥

「はっ!?お前大丈夫か?いきなりぶっ倒れたけど」


「あぁうん。もう大丈夫」

ズキンッ

「いったー‥‥‥」


「大丈夫じゃねーだろ。寝とけ」
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