Ending Note
あたしと虎太郎は、ママが遺した段ボール箱を数字の通りに順番に開けていった。
②と書かれた箱。
その中には、
【受験生の千春へ】
と書かれたメモとともに、受験のお守りとか、受験の追い込み時期に入る真冬にカゼをひかないようにと暖かそうなハンテンが入っていた。
他には、夜食用なんだろうか。カップ麺がいくつか入れられている。
「これは……」
丁寧にラッピングされたプレゼントらしきものが2つ入っていて、それぞれに、
【卒業式の日に開けること】
【大学に合格したら開けること】
と、メモが添えてあった。