Ending Note
「……知り合いっていうか……、小学校と中学校が同じだっただけで……」
「でもなんで、そんなこと突然聞くわけ?」
しどろもどろで弁解するあたしを庇うかのように、奈瑠美が口をはさむ。
「あ! ちがうちがう、そうじゃなくて、呼んでるんだけど!」
ほら、と言って、その子が指をさした先を見ると、裕貴先輩と、先輩といつも一緒にいるサッカー部の加古川先輩がいた。
「なんでいるの!?」
突然の展開に、奈瑠美がひどく驚いた声を上げる。
「いや、それはあたしのセリフだし」
突っ込みを入れながらも、呼び出しを受けた理由を懸命に考えてみる。