シ ル バ ー リ ン グ 。
「おはよう。」
母と父に挨拶してから愛犬ベルの餌を用意する。
御飯を食べ、制服に着替え、俺の部屋の彼女の写真に手を合わせる。
「いってきまーす!」
勢いよくドアを押し、外へ飛び出すと眩い光が俺を照らす。
「おはよっ!」
「はよ。」
こんな所で云うのもアレだが、俺の名前は風早玲輝。
母、父、そして愛犬のベル。4人家族。
そして、挨拶してくれたのは俺の友達。
ううん。俺の大親友。
千条棗と春山真耶。