不条理な恋 理不尽な愛 (ベリカ版)【完】
「目がうるうるしててかわいい…」
両膝をぐっと上に押しやられ、胸にくっつかんばかりに曲げられる。
苦しい体制に私が頭を戻してぎゅっと目を閉じると
いきなり、お尻に下の方から、頭が寄ってくる気配がした。
そして、それはスカートの中に侵入し、小さな生地の上から唇を寄せて、
「ほうちゃんの薫り」
スーという音をわざと立てて鼻から息を思いっきり吸う。
唇は生地ギリギリのところにキスを落としながら
指でその中心をなどる。
その指の刺激を薄地越しに受けた途端、私の躰はのけぞり震える。
その度に唇は距離を置き、イった感覚が少し遠のくと
また唇が寄ってくる。
そんなことを何度か繰り返された。
朦朧とする意識の中、いきなり足を開かれ両手で押さえつけられた。
それきり動きが止まる。鋭い視線を感じる。
「まさと…」
鼓動は暴れ、目を開けることがもままならない中、身体中がうずいた。
「凄い濡れてる。
まだ触ってないのに、こんなのだとこれからどうなるの?」
意地悪く囁かれると躰だけでない気持ちが異常に昂る。
「まさと、まさとぉ――」
私はそこに彼がいることを確認するように何度も何度も彼の名前を呼び続けた。
両膝をぐっと上に押しやられ、胸にくっつかんばかりに曲げられる。
苦しい体制に私が頭を戻してぎゅっと目を閉じると
いきなり、お尻に下の方から、頭が寄ってくる気配がした。
そして、それはスカートの中に侵入し、小さな生地の上から唇を寄せて、
「ほうちゃんの薫り」
スーという音をわざと立てて鼻から息を思いっきり吸う。
唇は生地ギリギリのところにキスを落としながら
指でその中心をなどる。
その指の刺激を薄地越しに受けた途端、私の躰はのけぞり震える。
その度に唇は距離を置き、イった感覚が少し遠のくと
また唇が寄ってくる。
そんなことを何度か繰り返された。
朦朧とする意識の中、いきなり足を開かれ両手で押さえつけられた。
それきり動きが止まる。鋭い視線を感じる。
「まさと…」
鼓動は暴れ、目を開けることがもままならない中、身体中がうずいた。
「凄い濡れてる。
まだ触ってないのに、こんなのだとこれからどうなるの?」
意地悪く囁かれると躰だけでない気持ちが異常に昂る。
「まさと、まさとぉ――」
私はそこに彼がいることを確認するように何度も何度も彼の名前を呼び続けた。